伊能忠敬 大日本沿海輿地全図を復原したフロアパネル完成

江戸時代後期の測量家、伊能忠敬(1745~1818年)の「大日本沿海輿地(よち)全図」を原寸大に復元したフロアパネルが完成し、27日、京都市北区の京都府立体育館で披露された。
(2009.3.28Yahoo!Japan)

大日本沿海輿地全図の正本は1873年皇居の火災で失われ、伊能家で保管されていた写本も関東大震災で焼失してしまいました。失われた全体像がつかめるようになったのはつい最近のことで、2001年にアメリカ国会議会図書館に太平洋戦争後に米に渡ってしまっていたものが207枚発見され、更に足りない部分も国内で少しづつ発見されるに至った。これにより、2006年に伊能大図全214枚を収録した地図が刊行されることになったのです。

伊能忠敬は私が敬愛する日本史上の人物の一人であります。教科書では100%の知名度を誇る忠敬ではありますが、いざその偉業をいかに達成したかとなるとそれを知る手立ては書籍以外にはありませんでした。その書が井上ひさし氏の「四千万歩の男」でした。

50歳で隠居した後、江戸で始めた天文学で全国を測量したいという夢を持つ忠敬。人生50年といわれた当時にあっては中々持てない夢だったと思います。そして、それを実現してしまう行動力。測量の旅は当初忠敬の私財を持って行われました。寛政12年(1800)第一回の測量で完成した地図の精密さに幕府役人が驚いたのも無理はありません。以降、文化13年(1816)まで続く測量隊に幕府のバックアップがついたのは云うまでもありません。

読後、私は夢というものはいつであっても見れるものだということを教わりました。そして、年齢に関係なく、その気があれば実行できるものなのだということも。史実を基にした小説ではありましたが、深く感銘した覚えがあります。

記事中の伊能大図のフロアパネルは全国を巡回するということなので、必ず観たいと思っています。

コメント

  1. sig より:

    こんばんは。
    昔、間宮海峡に関心を持ち、忠敬の大日本沿海輿地全図のことを知りました。この記事の通り、伊能忠敬という人物には畏敬の念を感じずにはおれません。

  2. Yubarimelon より:

    sigさん、nice!コメントありがとうございます。

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