富田勢源、佐々木小次郎の流れを汲む當田流 青森県立郷士館にて侍にまつわる品々の企画展

刀や甲冑(かっちゅう)など武士にまつわる品々を集めた企画展「サムライ・チャンバラ博覧会―武の実像と虚像」が、青森市の県立郷土館で開かれている。5月6日まで。(2009.4.6河北新報)

弘前藩の剣の達人浅利伊兵衛の當田流は、江戸時代に富田半兵衛が広めたという。半兵衛は由井正雪の知己であったため、慶安4年(1651)由井正雪の乱後に難を避ける必要があり、弘前藩に移った。当地で藩士達に剣術を指導しはじめ、以降當田半兵衛吉正と名乗るようになり、富田流を當田流としたわけであります。

富田流は戦国時代、目が不自由でありながら小太刀の達人であった越後の富田勢源の流れを汲む剣術の一派であります。勢源の弟子には鐘捲自斎や、一刀流の祖である伊藤一刀斎がいます。

富田流は小太刀を得意とする流派であった。富田勢源の弟子と云われる佐々木小次郎(鐘捲自斎の弟子との説もあり)は、勢源の小太刀の工夫のため長太刀で打太刀の相手をするよう命じられていた。小次郎も師との修練を通して長太刀の工夫をし、後に物干し竿と呼ばれる三尺三寸の大太刀を得手としたのも、この時の成果からであると伝えられている。

error: Content is protected !!