北海道白老町 アイヌ叙事詩ユーカラを紹介する講座開設

道央白老町出身でアイヌ民族三大歌人の一人、森竹竹市(1902-1976)のユーカラ「アイヌ聖伝」を紹介する講座が11日、白老町の商業施設「ミンタラ」の体験広場で開かれた。 (2009.4.13北海道新聞)

アイヌ民族は文字を持たなかったため、神話や英雄の伝説をユーカラという詩を口伝で後世に伝えてきた。昭和51年に他界された森竹竹市氏はアイヌ文化の衰退が進む中、自ら母語に回帰し民族の復権と文化の伝承に生涯を捧げた方です。

白老町には古代よりアイヌの集落が存在していたことが確認されています。現在でもアイヌ民族の血を引く方々が多く暮らしています。

この白老町には白老仙台藩陣屋跡という国指定史跡が遺されています。安政年間にロシアの南下を警戒した幕府は東北諸藩(津軽・南部・秋田・庄内・会津・仙台)に蝦夷地の沿岸警備を命じます。仙台藩は白老から国後・択捉島までの長大な東蝦夷海岸を担当することになり、陣屋を白老に置き、戊辰戦争が始まるまでの12年間、蝦夷防衛の役目を担ったわけです。

当時警備に当たった仙台藩士達は、厳しい蝦夷地の風土で生きる為の多くの知恵をアイヌの人々から学んだそうです。こうした歴史的な交流と史跡を通して、昭和56年に白老町と仙台市は歴史姉妹都市となり現在に至っています。

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