大太刀「太郎太刀」を再現 真柄直隆・隆基親子を後世に

越前市の味真野観光協会は、地元出身の戦国時代の武士の大太刀を再現し、全長約250センチの模擬太刀を作った。協会創立30周年を記念し、来月の大型連休中のイベントでお披露目する。(2009.4.24中日新聞)

真柄十郎左衛門直隆は大力無双の戦国武者として必ず名前の挙がる人物です。一説にその身長は6尺4寸8分(196cm)で体重67貫300匁(252.4kg)。この体格に刃長5尺3寸(160cm)の太郎太刀を片手に軽々と風車のように振り回して戦場を暴れまわったという。

元亀元年(1570)の姉川合戦で徳川方の匂坂式部、弟五郎次郎と六郎五郎の匂坂三兄弟とその郎党達が四方から組み付き、ようやく倒したらしい。らしいと書くのは豪傑もやはり人間なんです。直隆もかなりの手傷を負い疲れていたようだったからです。子の隆基も4尺7寸の「次郎太刀」を愛用する豪の者でしたが、父の死を知り気落ちしたのか、同じく徳川の武将青木所右衛門一重に討ち取られてしまいました。

「太郎太刀」は現在、真柄十郎左衛門所用として熱田神宮宝物館に所蔵されています。姉川合戦直後に寄進されたとあり、伝来よりもはるかに長く刃長7尺3寸(221cm)もあるそうです。

一方、隆基を討ち取った青木一重の刀も関の孫六兼元作、名刀「青木兼元」です。通称「真柄斬り」と呼ばれているこの刀は一重の遺言により、かつての主君であった丹羽家に送られ、現在は岐阜県の愛刀家が所蔵しているということです。

error: Content is protected !!