姫路城 「平成の大修理」に際して入場料に追加金を検討中

兵庫県姫路市の世界遺産・姫路城で今秋から始まる「平成の大修理」の作業を見学できる「特別室」に入るのに、城の入場料600円とは別に200円程度の徴収を検討していることがわかった。(2009.5.6神戸新聞)

入場料の追加に対しては専門家の意見も分かれるようですね。やはり、その背景には現在の不景気が大きく影響しているのは間違いないようです。

今回の姫路城の修復工事には28億円を見積もっている姫路市ですが、記事中にある別途追加入場料を取らなかった熊本城が、平成15年から19年度末まで行った本丸御殿大広間復原工事には総事業費約54億円が計上されていました。

詳細なことは私にも判りませんが、熊本城はこの復元工事を平成18~20年に行った築城400年祭に合わせて行いました。このイベントが熊本城を2008年度城郭入場者数全国1位に押し上げたことは以前書いたとおりです。期間を通じて地域への経済波及効果は約145億円だったそうです。当たり前のことですが、別途の追加料金を入場者に求めることなく、事業が捗るように計画されていたというわけです。

実は姫路城でも、4月から平成の大修理の募金を全国から募っていました。しかし、昨年来の経済の悪化で募金が計画通り進んでなかったのでしょうか。今回の入場料の追加という話も急に持ち上がってきたという感がしてなりません。

私個人は史跡保存のための入場料追加は決して悪いことだとは思いません。ですが、記事中にもある姫路城の工事イメージを見ると、一般の観光客が果たしてこれで見学に来るのかな?という方が気になってしょうがありません。姫路城の魅力の一つが、空に向かって白鷺が翼をひろげてる様に見えるあの外観です。遠目から見て、あれがあるから料金を払って城内も見学してみようという気になるものだと思えるのです。

実際、修理期間中の姫路城への入場者数は大幅に減ると予想しているのですから、それでも足を運んで見学に来ていただいた方への負担というのは、現状不満の声が上がるのも仕方ないかもしれません。

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