アンリ・デュナン 5月8日は世界赤十字デー 

5月8日が「世界赤十字デー」だというのはあまりに一般的すぎるのか、これをニュースで検索しても過去記事しか抽出出来ませんでした。それはともかく、本日は赤十字の父と呼ばれるアンリ・デュナンの誕生日。各地の赤十字病院ではこれに際して、健康相談キャンペーンなどを開催しています。また、プロ野球読売巨人軍は昨年に引き続き、「ジャイアンツ赤十字支援プロジェクト」を実施中。イメージキャラクターには現在絶好調の坂本勇人選手が起用されています。

アンリ・デュナンが赤十字を誕生させるきっかけになったのが、1859年6月イタリア北部でのソルフェリーノの戦いであります。イタリア統一を目指すサルデーニャ王国とナポレオン3世率いるフランスの連合軍12万がオーストリア帝国軍10万とぶつかり、双方で4万人近い死傷者を出した戦闘です。歴史家達はこれ程の被害を出したのは、明らかに戦況を把握出来ない両軍の指揮官の無能のせいだとしています。

スイスの銀行家であったデュナンはナポレオン3世に事業支援を依頼するために戦地に出向いていた。そして、あまりに凄惨な戦場を目の当たりにし、更に負傷兵が手当ても受けれずに路上に放置されてる状況に、敵味方関係なく負傷者の治療に当たる医療機関の必要性を感じたのでした。そして、1863年にジュネーブで負傷兵救済国際委員会を発足させ、やがて赤十字社へ発展したのです。

赤十字社のマークはデュナンの母国スイスの国旗をモチーフにしていますが、イスラム圏ではこのマークは十字軍を連想させるというので、赤い新月をマークとする赤新月社として活動しています。話がそれるのですが、米軍が兵士に支給している携帯野戦糧食、いわゆるレーションのパッケージには何故か黒の三日月が印刷されています。その歴史は第一次世界大戦にまで遡るということです。なぜこのマークが印刷されるようになったかは、実ははっきりした理由はないらしいのですが、1873年に米軍が補給将校に三日月の記章を与えたことが始まりではないかとされています。

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『第二次大戦中の米軍のレーション。』

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『現在のレーション。MRE(Meal,Ready-to-eat)という呼び方だそうです。』

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