流星雨 激動の時代を生きた会津藩の女性を石川さゆりが新曲に

津村節子の小説「流星雨」を原作に、実在した会津藩の女性内藤ゆきの人生を石川さゆりがニューアルバム「さゆりIV」に収録した。作詞は同様に斗南藩に移住した会津の高祖母を持つ石原信一、作曲は1986年年末時代劇「白虎隊」の主題歌「愛しき日々」の堀内孝雄が担当。(2009.5.12YomiuriOnline)

原作の小説と同じように泣ける曲になるのでしょうか。ぜひ、聞いてみたい1曲であります。アルバム「さゆりIV」は5月20日にテイチクエンタテインメントより発売予定です。

小説「流星雨」は著者津村節子さんが、実在した会津藩町奉行日向左衛門の次女ユキの生涯を、子息がまとめた回想録「萬年青」(おもと)を下に書いたということです。私はこの「萬年青」には目を通していませんが、作者である津村さんは、それを戊辰戦争で受けた会津藩の憤りや恨みが籠められた類のものではなく、家族の死や戦争の惨状が女性特有の生々しさで綴られているとあとがきに書いています。

作中、若松城開城後にようやく戦死した藩士の埋葬が許可され、主人公が兄を掘り起こす場面や、斗南での厳しい環境の中でも必死に生きようとする姿に涙してしまいます。しかし、クライマックスで彼女が選択した進むべき道には、今までの会津藩を主題にした物語にはなかった感動がありました。

タイトルの流星雨とは維新後、全国へバラバラに散ってしまった会津藩の人達を表現した言葉です。石川さゆりさんの新曲がどのような曲になるかはわかりませんが、時代に翻弄されながらも力強く生き抜いた女性を、哀感を込めて歌ってくれるのではないかと期待しています。

流星雨

流星雨

  • 作者: 津村 節子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/04
  • メディア: -

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