孔子 チョウ・ユンファが主役抜擢の理由を語る

中華人民共和国建国60周年を記念する映画「孔子」で主役を演ずるチョウ・ユンファがメディア向け現場取材でインタビューに応じた。(2009.5.23中国ニュース通信社)

記事中の画像には南子役のジョウ・シュンも一緒に写っています。この時の撮影が紀元前493年孔子と弟子達が伝道の旅の途中で衛の南子から会見の要請を受け、会いに行く時のエピソードであることが判ります。美女の招きに応じてしまい、弟子である子路に咎められた孔子は「夫子矢之曰予所否者天厭之天厭之」と言い訳します。チョウ・ユンファ風に意訳すれば「お前は天が私を咎めているとは思わないだろう。ならば、私が間違った事をするわけないじゃないか。」

ユンファの孔子役、期待出来そうです。

前述のエピソードは孔子59才の時のものであります。「六十而耳順」直前でありながら、不貞の美女の招きに応じてしまい弟子達から非難を受けるあたりに、愛される聖人という人間性を垣間見ることが出来ます。この南子との会見の話は谷崎潤一郎も小説「麒麟」に書いているほど面白いわけで、映画版ではどのように人間孔子が描かれるのか今から楽しみです。

インタビューにチョウ・ユンファが答えている主役に抜擢された理由として、「自分の背が高かったから」というのは司馬遷の「史記」世家編の中で孔子は「長人」と書かれていることを言ったものです。記事にもあるとおり、「孔子のことは何も知らない。」と言いながら撮影の合間に「論語」を読んでいる彼を想像してしまうのは私だけではないはずです。

関連記事

長岡「論語素読の会」 第8回全国藩校サミットに向け特訓中(2009.4.13)

error: Content is protected !!