最古級の剣道具を発見 幕末の風雲急に庶民も自衛を意識

滋賀県大津市の旧家でこのほど、江戸後期の竹製による剣道具一式が見つかった。資料や形状から天保年間(1830-43)の製造とみられ、研究者によると現存では最古級という。(2009.9.3京都新聞)

発見された剣道具一式は現在のものとは形状が違い、防具が本格的に用いられ完成した形となる明治時代への進化する発展途上のものであるようだ。

剣術の修練において防具を使用したのは、江戸時代初期の直心影流からであるということです。竹刀に関してはそれより古く、戦国時代の剣術家で剣聖と呼ばれた上泉伊勢守信綱が竹刀の原型といえる袋竹刀を考案し用いていました。

発見された最古級の剣道具はもちろんですが、一緒に見つかった書が興味を引きます。幕末の風雲急を告げる状況に庶民でさえも、時代が動く気配を感じていた証拠です。書かれた文久3年(1863)は3月に将軍家茂が上洛、5月に長州藩が外国商船を砲撃、7月は薩英戦争の勃発、そして8月には長州派の公卿を朝廷から一切に追放した八月十八日の政変が起きています。翌年の池田屋事件、禁門の変へと続く長州藩の暴発がピークに向かおうとした時期なわけです。

この年は将軍家茂を警護するために江戸で集められた浪士達が京に上洛し、その分裂した一派から不逞浪士を取り締まる新選組が誕生しています。暗殺や強盗が頻発していた京に近い大津だけに、庶民でも自衛の意識はかなり高かったのだろうと思えます。

関連記事

長州砲 10ヶ月の里帰り展示を終え英国へ(2009.6.2)

上泉伊勢守信綱(2008.8.5)

コメント

  1. bamboosora より:

    この犠牲を無駄にしてはいけないと知ることが
    歴史を勉強するということなんでしょうね。
    新撰組の話を聞くたび、そう思うようになりました。

  2. 弁慶 より:

    ご訪問とnice、コメントをありがとうございます。
    新撰組は、お隣の県・福島県会津若松市が縁が深いです。
    歴史そのものは別としても、古い町並みなども散策しています。
    よろしくお願いします。

  3. やまがたん より:

    ご訪問ありがとうございました^^
    本日は私はジンギスカンまつりの事務局
    家内がPTAの球技大会に出場のため
    簡易な訪問とさせていただいております
    ( ゚∀゚)o彡°広告もランキンクも゙☆ポチッとオウエン☆

  4. Yubarimelon より:

    bamboosoraさん、コメントありがとうございます。
    貴重なご意見ありがとうございます。

  5. Yubarimelon より:

    弁慶さん、ご訪問ありがとうございます。
    またblog拝見させていただきます。

  6. Yubarimelon より:

    やまがたんさん、コメントありがとうございます。
    またblog拝見させていただきます。

  7. Yubarimelon より:

    nice!をいれていただいた皆さん、ありがとうございます。

error: Content is protected !!