大浦慶 親族に伝わる坂本龍馬古写真がオリジナルの可能性大

日本茶貿易の先駆者、大浦慶の親族となる長崎市新戸町の自営業竹谷浩和氏(49)が保存している坂本龍馬の古写真が、印画紙に焼き付けた龍馬のオリジナル写真の可能性が高いことが分かった。龍馬と慶の交流を示す具体的な資料は乏しいこともあり、歴史研究者は「貴重な写真」と話している。(2009.11.6長崎新聞)

大浦慶は長崎の油商の娘として生まれ、出島からの茶貿易をおこない安政から慶応にかけての10年間をピークに財をなした人物である。明治以降は九州より静岡茶の輸出が主流となったことと、熊本藩藩士遠山一也に騙され、いわゆる遠山事件に連座する形で没落してしまった。しかし、死の間際の明治17年に政府より茶輸出貿易の先駆者としての功績を認められ、茶業振興功労褒賞を受賞している。

上野彦馬が長崎で撮影した坂本龍馬の椅子に座る写真のオリジナルは、記事によると現時点では寺田屋事件(慶応2年1月23日)で一緒だった長州藩士三吉慎蔵の子孫が伝える1枚のみだそうです。もともと龍馬は自分の写真を名刺代わりに配っていたそうなので、仮に今回の写真が原物であると証明されれば、龍馬と慶との交流を示す大きな証拠となるでしょう。

小説やドラマでは、慶が龍馬をはじめとする志士達を資金面で援助をしていたという設定ですが、慶自身が尊王攘夷思想や反幕主義であったという史料はありません。なぜ、援助していたのかとなれば、これはあくまで推測の域を出ないわけです。

余談にはなりますが、2004年テレビ東京系新春時代劇「竜馬がゆく」では、主役の市川染五郎さんと妹の松たか子さんが慶を演じて話題となりました(史実では慶が龍馬より八歳年上)。来年の大河「龍馬伝」でも慶がキャストされているので、今からどなたが演じるのか注目したいと思います。

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『長崎市立博物館所蔵の大浦慶と親族が保存していた坂本龍馬の写真』

コメント

  1. Yubarimelon より:

    blogにniceを入れていただいた皆さん、ありがとうございます。

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