井上ひさし氏が肺がんのため亡くなる

「父と暮せば」「吉里吉里人」「ひょっこりひょうたん島」など、笑いと社会批評を織り交ぜた戯曲や小説、エッセーを数多く発表、平和運動にも積極的に取り組んだ劇作家、作家で文化功労者の井上ひさし(本名廈=ひさし)さんが9日午後10時22分、肺がんのため死去した。(2010.4.1147NEWS)

私は井上氏の作品を多く読んだわけではありませんが、読み終えた作品のほとんどに強い印象を受けました。仙台を舞台にした自伝小説の「青葉繁れる」や「不忠臣蔵」「四千万歩の男」などは、今も時々書架から取り出し頁をめくったりしています。作家として75歳というのはまだまだ活動出来る年齢のように思えますので、とても残念です。ご冥福を申し上げます。

伊能忠敬の日本地図測量の旅を描いた「四千万歩の男」は小説自体とても長いのですが、実際の忠敬の測量記にしてみるとほんの前半部分だけで終了してます。井上氏によると単行本全5巻で構想の1/7だったそうです。そして、小説の終わりの部分で氏はこの旅の続きをいつか書くと書いて筆を置いています。

結局井上氏が亡くなった事で「四千万歩の男」は完成しているけれど、未完の作品となってしまったわけです。私もいつかは続きが読めるのではないかと気にしていたのですが、それも諦めるしかなくなりました。もしかしたら、氏も闘病を続けながら書き残した本のことを気にしていたかもしれませんね。たぶん、私達読者以上に書き残した自分の作品に対しては未練があったはずです。繰り返して残念ではありますが、素晴らしい作品との出会いを作ってくれた氏には感謝を述べたい気持ちで一杯です。井上ひさしさん、多くの感動をありがとうございました。

コメント

  1. moz より:

    えっ、井上ひさしさんがなくなったんですか・・・。
    なんか、とても寂しいです。ご冥福をお祈りします。

  2. Yubarimelon より:

    mozさん、コメントありがとうございます。
    寂しいですね。

  3. bamboosora より:

    このニュースはびっくりしました。
    いろんな方面で活躍されていた方だけに残念ですねェ。

  4. Yubarimelon より:

    bamboosoraさん、コメントありがとうございます。
    未読の作品も多いので少しづつ読みたいと思っています。

  5. Yubarimelon より:

    niceを入れていただいた皆さん、ありがとうございます。

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